い、い、、いっくし!!

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企業で働く外装エンジニアへ

昨今のソフトウェアの進化は早い。様々なアプリケーションが日々リリースされているが、エンジニアとして目をつけるべきをそれを可能としている環境が進化していることと思う。

 

3D CADにふれる機会は増えたし、導入のハードルはずいぶん下がった。それでもハードウェアエンジニアリングの進化はずいぶん遅い。

 

 ソフトウェア開発の高速化、効率化が進んだ主な要因にコミュニティの形成しやすさがある。Web上には言語規約からサンプルコードまで蔓延し必要なデータシートにはすぐにアクセスできる。ばかりか、有能なツール群には間違いなく、FAQやユーザーコミュニティが存在し、様々な意見交換が行われている。同時にたくさんの方法論やフレームワークが提案され、それはWeb上で淘汰、進化しまた同時にそれらに合わせたツール群が開発される。

 

ハードウェアではかつては学会がそうだったと思う。しかし、今は研究の色が強くなり、方法論、実現方法、ツールや組織運営は企業のノウハウとして蓄積されるようになった。また、企業から組織に、組織からチームに、チームから個人に、ノウハウの蓄積はより細分化され、明文化されず、局所最適の様相を示しているのではないだろうか。

 

 

まず、私達は情報を発信し、受信し、共有する下地が必要だ。最初にフレームワークの話を進めるために、フレームワークの意味の共有をする。

 

フレームワークとは(Wikipediaより)

> 開発・運用・意思決定を行う際に、その基礎となる規則・構造・アイデア・思想などの集合のこと。日本語では「枠組み」などと訳されることが多い。

 

「規則・構造・アイデア・思想などの集合」である。今のフレームワークはどうなっているか。

規則: 関連部署や、設計審査などのゲートを通過するために必要なドキュメントや承認経路である

構造: どのようなチーム編成、組織関連性で運営されているか。またどのようなツール、測定器、評価器でなされるか。

アイディア: 規則の最もらしさを担保する仮説、ないし事実である。例えば「品質には顕在化された品質と潜在的な品質が在る」などである。

思想: 組織をまとめる思考回路である。また評価関数を担保する指標でもある。「原価に適正な利益を乗せた額が売値である」、「納期厳守」などである。

 

 

続く